マダニに注意!重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ついて
Q,重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はどんな病気?
A,人だけでなく、犬や猫にもかかる感染症です。主に、SFTSウイルスをもったマダニに咬まれることで感染します。潜伏期間はマダニに咬まれてから6~14日程度です。
人が直接マダニに咬まれなくても、SFTSウイルスに感染している動物から感染することもあります。犬や猫から人への濃厚接触や咬み傷などから感染報告もあるそうです。
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Q,重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はどんな症状?
A,主な症状は、発熱、元気・食欲低下、嘔吐、下痢などが認められ、重症化すると死に至ることもあります。致死率は、人は10~30%、猫は60~70%、犬は約30%という報告があります。
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Q,犬や猫のマダニ対策方法は?
A,定期的なマダニ駆除薬の投与をすることで対策になります。当院での犬の予防はスポットタイプや食べるタイプ(チュアブル)、猫の予防はスポットタイプがあります。予防薬をご希望の方はスタッフにお伝えください。
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Q,マダニが媒介する感染症は他に何がある?
A,※ダニ媒介性脳炎、※Q熱、※日本紅斑熱、※ライム病、バベシア症、エールリヒア症があります。
※マークがついている感染症は、人と動物の双方がかかる感染症です。